学校長挨拶

本校は、昭和45年4月に開校以来、2年課程の全日制・定時制の看護師の養成期を経て、平成9年4月より全日制を3年課程とし、平成17年4月には、准看護師のための2年課程通信制を開設し、(28年度募集停止)、また、平成23年4月には、助産学科(定員15名)も開設しました。看護職の養成数を増やすだけでなく、質の高い看護を提供できる看護職を目指す人の看護基礎教育機関として、今年4月には「看護師養成50年」を迎えました。
これまでに、卒業生は看護師課程5923人、通信制課程854人、助産師課程121人と、7000人に近い数です。
少子高齢社会が進み、医療保健ニーズの増加と多様化の中、看護師・助産師に求められる役割も拡大し、活動の場も拡大しています。看護職は、安全で倫理にかなう看護の提供を基本としながら、「医療と生活の2つの視点」で、病院・施設・在宅・地域等において、対象の家族や、医療・保健・福祉団体の多職種との連携のもとに、看護の対象に安心を与え、病気の悪化を防ぎ、対象個人の生活が継続できるように支援できる看護職でなくてはなりません。
本校では、教員による講義・演習と相談体制を充実し、実習施設も市内の主要な病院・施設等を確保し、実習場の指導者との連携の下、学生の皆様が看護の知識と技術を統合し看護の中にやりがいを見出していけるような体制をとっています。
看護師課程は3年間、助産師課程は1年間ですが、「自ら学ぶ学生」として積極的な学生生活を送り、皆様自身の努力を国家資格取得につなげてください。
“「人生100年」を支え、看護の対象者を看て護る看護職になりたい”、と思う熱意にあふれた皆様を、教職員一同お待ちしています。
教育理念
看護は人の生命の根源に関わる職業であり、人間の生命の尊重を基盤にして、自ら考え行動できる調和の取れた豊かな人間性を必要とする。また看護を取り巻く環境は、高齢化の進展や医療の高度化・専門化に伴い複雑高度化しており、看護職にはこれまで以上に状況判断能力、安全な医療を提供できる能力が求められている。
また、複雑な要因に影響される健康問題には、保健医療福祉が連携して総括的、組織的に取り組むことが必要である。このような状況の中で、看護の専門性を持ち、人々の健康の状態がより高いレベルになるように、科学的根拠に基づいた看護の実践ができ、専門職業人としての広い視野を持つことが必要である。
そのため本校では看護に必要な実践能力を習得し、社会の要請にこたえる豊かな人間性を備えた看護師・助産師を育成する。
教育方針
- 看護師・助産師になりたいと思う気持ちを大切に
- 優しく、丁寧に、わかるまで、何度もくりかえし
- 達成感をもてるように
- 主体的に学べるようサポート
協同の精神を養い、共に学び成長しあえるように支援する
入学者受入方針
- 人に関心を持ち、人と関わることができる人
- 他者の意見に耳を傾け、かつ自分の考えを適切に相手に伝える力(コミュニケーション能力)を備えている人
- 看護師・助産師になるという強い意志を持つ人
- 自ら学ぶ、自身を成長させる努力ができる人
- 国語力・読解力を有している人
- 周囲の人々と協力する姿勢を有している人
沿革
学校法人華苑学園熊本高等看護学校として開校 2年課程全日制(1部)1学年定員を50名、定時制(2部)1学年定員50名 |
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看護婦養成所指定 | |
全日制(1部)1学年定員を90名に変更 | |
専修学校設置認可 熊本看護専門学校へ校名を変更 | |
校舎新築移転 | |
3年課程第1看護学科を1学年定員80名で開設 2年課程(定時制)を第2看護学科へ改称 2年課程(全日制)は平成9年度より募集中止 |
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専門士称号告示-第1看護学科、第2看護学科 | |
2年課程(通信制)第3看護学科を1学年定員250名で開設 2年課程(定時制)第2看護学科を1学年定員40名に変更 |
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2年課程(通信制)第3看護学科を1学年定員150名に変更 | |
助産師養成所指定 | |
助産師課程 助産学科を定員15名で開設 2年課程(定時制)第2看護学科は平成23年度より募集中止 |
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2年課程(定時制)第2看護学科を廃止 3年課程第1看護学科を看護学科へ 2年課程(通信制)第3看護学科を通信制看護学科へ改称 |
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2年課程(通信制)通信制看護学科は平成28年度より募集中止 | |
2年課程(通信制)を廃止 |